第2章 気になるあの子

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「ごめん、清花。大丈夫?」 「そう思うなら、叩かないでよ!あんたとわたしじゃ、 体格の差ってものがあるんだからね」 膝についた砂を払って立ち上がる。 「あーあもう、仕事が増えたじゃないのよ」 ぶつくさ言いながら、ぶちまけたペットボトルを拾い集め、 先輩から持たされたエコバッグに、これらを再び詰め込み、 両手にぶら下げて立ち上がる。 「重っ」 「清花、危ないよ、僕に貸して」 十五本のペットボトルを持って、ヨロヨロとフラつく わたしから、エコバッグを取り上げた。 「いいよ、自分で持てる」 「ダメだ。そんなにフラフラして、怪我したらどうするんだ。 それに、こんな重い物を女の子に持たせるなんて、男として 許されないよ」 なによ、そのジェントルマンな発言は。 こんなセリフ、他の男子から言われたら、鳥肌が立ちそう なのに、レオン君から言われると、はいそうですかと、 なぜか納得できてしまう。
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