第4話 モアイとの出会い

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マリカはモアイに近づく。 「お待たせー」   モアイの口がちょこっと開いた。突然の登場に驚いていた。 「待った?」   モアイの口が閉まらない。 「そんなにびっくりしなくていいじゃん。待ち合わせの時間には間に合ってるんだから」   マリカはモアイのテーブルを一瞥する。テーブルには何もない。 「もう食った?」 「いや」 「じゃあ、一緒に食べようよ。もちろん、あんたのおごりで」
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