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「僕と付き合って欲しい。僕は君が心配でならない。ずっと見詰めていたい」
モアイは真剣な顔で言った。本気らしい。
顔はモアイだ、ブサイクだ。性格はおとなしく退屈だ。
普通だったら、お断りである。
ヤベの顔が頭に浮かんだ。ヤベとは付き合っていることにはなっている。
が、携帯電話を掛けてもつながらない。行方不明だ。それにもう興味はない。
モアイと付き合うべきなのだろうか……。
私がモアイを振ったとする→モアイは傷つく→モアイ、私を呼ばなくなる→お金を手に入れる手段がなくなる→それは困る
マリカは決心した。
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