第4話 モアイとの出会い

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「僕と付き合って欲しい。僕は君が心配でならない。ずっと見詰めていたい」   モアイは真剣な顔で言った。本気らしい。 顔はモアイだ、ブサイクだ。性格はおとなしく退屈だ。 普通だったら、お断りである。 ヤベの顔が頭に浮かんだ。ヤベとは付き合っていることにはなっている。 が、携帯電話を掛けてもつながらない。行方不明だ。それにもう興味はない。   モアイと付き合うべきなのだろうか……。   私がモアイを振ったとする→モアイは傷つく→モアイ、私を呼ばなくなる→お金を手に入れる手段がなくなる→それは困る マリカは決心した。
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