第4話 モアイとの出会い
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「私って、無名だったの?」 「失礼かもしれないけど……」 元アイドルになる決心をした。 「無名の私をずっと好きでいてくれたんだー」 アイドルのようにブリっ子で言ってみた。 「いいよ!」 「えっ?」 「付き合ってあげてもいいよ!」 モアイは茫然としていた。公園の木とおなじように突っ立っている。 反応はなかった。
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