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マリカは上機嫌だった。
教室の窓からで青い空を見ていた。そよ風が頬をなでる。心地よかった。
「ニヒヒヒ……」
思わず笑みがこぼれる。
「何笑ってんのよ」
男のような低い声が耳に入る。振り向くと、ミサトがいた。後ろには、メグミとシズルもいる。
彼女たちの目は尖っていた。ユウコをいじめる時の目と同じだった。
マリカは戦慄した。
「話がある。ちょっと来て」
「どこへ」
「体育倉庫」
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