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「ユウコの時みたいにボコらないの? ていうか、ボコろうよ。私、今日の朝、親に説教されて、超イライラしてるんだよね」
シズルは鼻息が荒い。
でも、ミサトは冷静だった。
「楽しみは後にした方がいいじゃん。それに、今日は腕が痛いから、人を殴りたくないんだよね」
「それじゃあ、仕方ない」
シズルが言った。
「帰ろう」
閻魔大王と鬼ふたりが出口に向かっている。
助かった……。
マリカは安堵した。
でも、疑問が残る。
「待って!」
マリカが口を大きく開ける。
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