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「なんだ、今日は休みのはずだが………」
音成の不機嫌そうな声が聞こえる。
さすがにいつまでも尻を向けているのは些か気が引けて、拘束されたままだけど身体を起こそうとしたその時、背後からするりと手が伸びてきて右の乳首に刺激が走った。
「……ッ…ふ」
思わず声が出そうになって慌てる唇を噛みしめて耐える。
後ろを振り返ると、スマホを片手に意地悪く頬笑む音成がいた。
「その話しは以前にもしたと思うが…」
音成は電話の向こうの相手と仕事の話しをしながら斗羽の胸を執拗に弄りだした。
どうやら乳首でイかせる事をまだ諦めていないらしい。
電話の向こうの相手にこんなただれた事をしている最中だとバレたらそれこそ音成の社長としての立場や信頼を汚しかねない。
かといって、音成の巧みな手淫に抗えるほどのスキルもない。
むしろ快楽に弱すぎるくらいなのだ。
斗羽は懸命に首を振ると「だめだ」と音成に訴える。
それなのに、音成の手はぷっくりと熟れた果実のようなそこを厭らしい手つきで攻めてくる。
「………ッ………ッ……ッ…ふ」
左右の乳首を代わる代わるに弄られて、下腹部にジンジンとした熱が込み上げてきた。
(ダメッ…声が…ッ…)
人に聴かれてしまうかもしれないというのに身体の熱が止まらない。
どんどんと高みに持ち上げられていく。
(ダメッ…声出さずにイくなんて無理…ッ…)
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