イトのお話

3/3
前へ
/5ページ
次へ
家の、所々にある隙間から、朝の光が差し込んできたようだった。 ぼくは目を開くなり、ゆっくりと体を起こす。 …だるい。 普通睡眠というものは、体力を回復させるだけではなく、身体を、脳を休ませることも含まれるのではないのだろうか。 僕は、ぼうっとした頭で、誰かに文句の言葉を並べた。 ふらつく足で立ち上がるが、力が入らない。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加