幼なじみ

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「駅までで、いいからね。」 「え?いーよ。家まで送る。」 「いいの?」 「遠回りでもないだろ?」 「うーん、颯斗くん家だいたいしか覚えてないけど。」 「俺も。だから、案内して。」 「うん。ありがと。」 颯斗くんの肩に掴まって、しみじみ思う。 大きくなったなぁって。 私もかなり小さい方だったけど、颯斗くんも負けずに小さかった。 なのに、今でも小さい私に比べて、 颯斗くんは180センチ近くて、私と20センチは違う。 時の流れってすごい…
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