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ババァは俺のことをよう嫌っとった。
ほんま顔がおもろかったときは俺が問題を答えるときや。
「この問題が解ける人ー!」
ババァが問題を出すと、俺しか手を挙げへん。
いやな顔しとるわ。
「じゃ、じゃあ、渚君。」
「√4です。」
周りからは歓声などがきこえとる。
ババァはそれが気に入らないらしいそうな。
そんなある日、ババァは俺んちに来た。
どうやら母さんと父さんに用があるらしいで?
その話の内容は【成績】だったんや。
俺の唯一できることが使われたんや。
「申し訳ありません。最近、渚君の成績が下がっておりまして・・・」
「成績なんてええわ!!」
「そうや!靜は成績が落ちていても友達にやさしく・・・」
「申し訳ありません。その件にもお話があります。」
俺はいやな予感がした。
「喧嘩をしたときに関係のない子に暴力を振ったんです。」
「そ、そんな!!」
やはり、な。
そんなことしとらんよ。母さん、父さん。
わからへんの?
愛されてるなんて俺、すごく自惚れてたんやな?
あのババァ絶対許せへん。絶対に殺したるわ。
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