第1章 閉じ込められた私たち

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私が目を覚ましたのは、約一時間前。 時計がないため、正確な時間はわからないが、なんとなくそんな気がする。 「・・・あっ!目が覚めたみたいだよー!」 一人の少女が周りの奴に言う。 「本当だね。大丈夫かい?」 そばかすのある少年が私に話しかける。 「ああ、大丈夫だ。すまないな。」 私はそばかすの少年の手をつかみ、起き上がる。 まぁ、一人でも立てるのだが。 「あれ?目、覚めたんですね。はじめまして!神崎空、といいます。」 空という少女はその綺麗な顔立ちでにっこりと笑った。 「私の名前はねー!ルリエだよ!よろしくね!」 さっきの少女はルリエと言う名らしい。外国人か? 「僕の名前はイェンス。よろしくね。」 愛想良くイェンスは接する。優しい微笑みで話された。 「お、俺は、あ、赤羽晃、です!!よ、よろしく・・・」 晃はもじもじしながら言った。 「ジャックだ。覚えなくて良い。」 そういうとジャックは去った。 「ねぇー!貴方のお名前はー?」
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