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直人は沙織に即された事をきっかけに病院へ向かった。
沙織が出産した病院へ着いた、中に入り受付のナースに聞いた。
「先日当医院で男の子を出産した吉田沙織の身内の者ですが、3ヶ月検診について伺いに来ました」
「はい、解りました今から調べますのでお待ち下さい」
直人は待合室でまっているとナースが話かけた。
「誠に申し訳ありませんが、病院を間違われてはいませんか!?当医院では吉田沙織さんの出産記録は有りませんよ」
「いや、確かにこの病院で出産した筈です、もう一度確かめて貰えませんか」
ナースは困った顔をして
尋ねた。
「母子手帳をお持ちでしたら見せて貰えますか?」
「いや、手元には有りません」
「では、無理です一度帰ってから確かめて下さい」
直人は仕方なく沙織が入院した病院へ向かった。
怪我で入院した時に、妊娠が解った病院に行き、先生に聞けば解る筈なんだ。
足取りを重く感じながら、病院を目指す。
でも何故なんだ!?解らない…沙織や沙織の母親から息子の記憶が消失していたのはおかしい!息子に関する全ての物証も無くなっている。誰かに消し去られたみたいに!
直人はハットした、まさかあり得ない事だか!?
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