ラクダレースのはじまり

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今度の砂漠でのラクダレース… 景品は…なんと… あの美貌の…彼らしい… 城の宴に 楽器の演奏に… そして子守唄つきの添い寝つき… もちろん…彼は今は奴隷の身分 わ…悪さをしても… お前…鼻血がまた… 学友B そう言うお前も 目が血走ってる… 学友A だが…そんな事をした日には… ラクダレースの参加者 この千人に殺されかねない… 参加者達を横目に・・不気味な笑みを浮かべて 妹はつぶやく・・ 「ふふふ・・何を言ってるのかしら? ナジュ兄さんの添い寝は 私のものに決まってるじゃない・・千人打倒しても 添い寝はいただくわ!」 妹アーシャハは心の中でつぶやく そう、幼い時分から ずっとずっと、兄さんは優しくて 綺麗で よくナデナデしてくれて うふ・・うふふ 他の兄さん達とも皆一緒に仲良く暮らしていたのに あの極悪非道な この国の王様が ナジュ兄の美貌に目をつけた王が、城に寄こせっていうから そのまま楽師として連れてゆかれて・・ しかも
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