ジュン26歳キャバクラ中毒

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徹夜明けの太陽は目に毒だ。 まぶしいのもあるが、原因不明で理解不能な吐き気を感じる。 トモミとファミレスで朝日が登るまで話して、家に帰ってからマナミちゃんにはLINEを送った。 ネットワークのみんなはスルーだ。途中で帰った説明もめんどくさい。 寝て、起きたらクリスマスプレゼントを買いに行こう。 マナミちゃんのANNA SUIのマフラーと、トモミはどうするかな?100均のホチキスとかでいいかな? いやいや、やっぱり一緒に選びに行こう。イオンとかに。 それでその時ついでにANNA SUIのマフラー探せばいいや。 「ジュンジュンごめん!気にしないでv(・ε・v)お店がひまだったのー(*´・ω・)」 マナミちゃんからのLINE 「寝てるかな?起こしちゃったらごめんなさい(´nωn`)無事に家に着きました。昨日はありがとうね。ジュンもゆっくり休んでね(´・_・`)」 トモミからのLINE とりあえずママが作っていってくれたビーフシチューを食べてから返事をしよう。 マナミちゃん、今日出勤かな? 確認して、そうだな。ワンタイムだけ遊びに行こうかな。 あー、でも金がないんだよなー。 昔リーダーに教えてもらったサラ金でも探してみようかな? 仕事してないし、そういうところじゃないと金借りれないし、昨日電話無視しちゃったからマナミちゃん激おこプンプン丸かもしれないし。 まぁ、とりあえずシチュー食べてから考えよう。 皿によそってるとトモミからメール。 「今夜会える?」??? ごめんな、用事があるんだトモミ。まぁ、キャバクラ行くんだけども。 山から風にのって雪が舞ってる。 風花と呼ぶらしい。 ティンバーのブーツにハラハラと落ちて、溶けて、消えた。
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