第1章

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「土方さーん、女の子怯えさせたら駄目じゃないですかー」 二枚目俳優風の男の手が私に伸ばされたとき男の後ろからそんなからかい口調の声がした __殺人鬼だ 「、は。女?」 男__土方というらしい_が間の抜けた声を出す 「そうですよー まあ、僕も運んだ時に気が付いたんですけどね 胸のあたりに弾力が」 「はあああああ!?」 思わず大声をあげてしまった ……し、しまったー やっちまったよ そろりと殺人鬼を見上げると彼はにっこりと笑って 「ああ、失礼しました 柔らかかったです」 感想なんて聞いてないし!
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