第1章

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「そうですねえ…」 殺人鬼が私をちらりと見て頷く 今の私の服装? ああ、制服のブレザーだ この格好が怪しいのか… ってかトンショってどこ? この人達の基地みたいなものなのかな 殺人鬼の住処に連れてかれるってこと? それって絶体絶命じゃない 逃げなきゃ殺される 動けよ足!今動かないでいつ動くの! 気持ちだけが焦って依然として力の入らない足に苛立つ すると殺人鬼は私の前にしゃがんで微笑んだ 「うわあ凄く怯えちゃってる ごめんね、少しだけ眠ってて?」 首に強い衝撃を感じた瞬間私は意識を手放した
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