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さっきまでの優しい笑顔の総司さんは何処へやら
このまま何も答えなかったら本当に殺される
「……」
首にピリッとした痛み
ゴクリと生唾を飲み込み口を開いた
「私の名前は安藤夏華です
家族も知り合いもいない、です
あと、えっと、自分が何処から来たのかどうして此処にいるのかもわかんないです」
声は震えていたけど何とか伝えることはできただろうと、そろりと総司さんの様子を窺うと
「ふーん、で?」
さらに冷ややかな目で私を見つめていた
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