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「さ、さいとーさん…?」
目の前にいる青年
よく見ると美形
返り血を浴びてもけろっとしてるし、慣れてる?
え、殺人鬼みたいなものですか
今更になってあしがガタガタだよ
追い討ちをかけるように鉄の臭いが鼻腔をくすぐる
「大丈夫ですかー?さいとーさーん?無視しないでくださいよー」
顔を覗きこんでくる殺人鬼
怖いです
あと、私さいとーさんじゃないです
あんどーさんです
人違いですごめんなさい
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