第1章
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お願いですからその腰に差している刀を抜かないでくださいよ… 相変わらず膝は笑っているし血の気も引いて、冷や汗もだらだら この場から逃げたいのに身体がいうことを聞かない 「斎藤さん!?どうしましたか?顔色が悪いですよ!」 殺人鬼が私の肩をガシッと掴んでガクガクと揺らす 顔色が悪いのは貴方のせいです 本当にお願いですから何処かに行ってください 助けていただいたご恩は絶対に忘れませんから!
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