第1章 クウガ編

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クラゲの怪物は触手を伸ばし、影哉を水面に引きずりこむ。もちろんながら炎の戦士であるマイティフォームにとっては不利な状況であった。しかも敵は速い。紫のクウガでも上手くは対抗できないだろう。 その時! 前と同じく、アークルの色が変わる!今度は青だ 影哉「!……変身!」 すると青い装甲に身を包まれた流水の如く敵を葬る戦士 クウガ ドラゴンフォームへフォームチェンジする 影哉「はぁ!」 そのジャンプ力とスピードで怪物を追い詰め、反撃に出る。 影哉「てやぁ!」 「グルハァ!」 そして止めのスプラッシュドラゴンで敵を粉砕する 影哉「やった…!皆は!?」 もうそれは手遅れで、今回襲われた人たちは皆息を引き取っていた 次の日影哉は普段と同じく学校に登校し、普通の日常を送る はずだった 影哉「あ、おはよう!」 生徒「…」 影哉「?」 何故かは知らないが、皆からの返事がない。影哉は未確認生命体達の仕業ではないかと一瞬目を過ったが、それは間違いなく自分が無視されているという光景だった すると生徒の一人が言った 生徒A「お前…化け物なんだろ…」 影哉「え?」 生徒B「大道寺から聞いたんだよ!お前が化け物に変わったってな!」 影哉「大道寺…まさか莉奈が!?」 生徒A「あぁ、そうか!というか近寄るな化け物!」 影哉はクウガに変身した。ただそれだけの理由で化け物扱いされた ~体育~ ガン!(ボールが影哉に当たる音) 生徒c「あっ、ごっめ~んwあたっちったー」 影哉「…」 生徒d「んだよ、そんな顔しやがって、喧嘩売ってんのか?」 影哉「それはこっちのセリフだ!」 こうして、未確認生命体等による事件はないものの学校でのいじめ、喧嘩の日々が一週間、一ヶ月と続いた。 そんなある日 影哉「…」 ?「おい、大丈夫か?」 影哉「戒人…」 戒人「その様子だとまたか…」 家紋戒人。今の学校の現状で、唯一影哉のことを信じる人である 戒人「正直あんなやつら気にするな、お前はお前のやりたいことをすればいい」 影哉「だよな、いつもありがとう」 ※決してホモではない すると遠くで悲鳴が聞こえた気がした 影哉「あれは…」 それは遠くで化け物に市民が襲われる姿だった 「ギシャァァ!」 影哉「はぁ!」 ドンッ! 影哉「はやく逃げて!」 キュィィイン。
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