第1章 クウガ編

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今日も影哉の学校は活気に満ちていた。 キーンコーンカーンコーン 沢渡「それでは授業を始めます。」 沢渡桜子も無事退院し、通常通りの授業が進められた 沢渡「では…ここ…火野君!答えてください!」 影哉「え、えーと…」 すると隣の席の莉奈が小声で影哉に言う 莉奈「±2だよ」 影哉「ありがとう!先生!±2です!」 沢渡「はい、正解!」 影哉「あっぶねぇ…ありがとな莉奈」 あれ以来莉奈は反省し、なんと今では、影哉と恋人同士になっていた そして昼休み、二人は屋上で空を見上げていた 影哉「綺麗な空だなぁ…」 莉奈「合成獣と戦ってる時はなんか暗かったもんね」 影哉と莉奈は思った。ずっと、こんな平和が続けばいいのに しかし、そんな偽りの平和は突如壊されることになる バタン! 影哉「なんだ!?」 帝国兵士「我々はゲボルグ帝国の兵士だ!これよりここの生徒を奴隷として連行する。おとなしくしろ!」 影哉「莉奈…下がれ」 影哉は先手必勝と言わんばかりに帝国兵士に突撃する 兵士「なっ、こいつ」 兵士の銃が影哉に向けられたその時 戒人「おらよ!」 影哉「戒人!」 戒人「既に下の階は占領された!」 莉奈「やぁぁぁ!」 莉奈は近くにあった消火器を兵士達に吹き掛けた 戒人「今だ!」 三人は隙をついて逃げる 影哉「一体何が…あれは!」 そこには逆らった生徒達が銃殺されていく様が見られた 影哉「やめろ!変身!」 影哉はクウガとなり、兵士達を倒す と、そこへ兵士の一人が神経斬裂弾をクウガに撃ち込む 影哉「うわぁぁぁ!」 戒人「くそ!」 「ギシャァァガア!」 運の悪いことに空からいきなり合成獣が現れた!この合成獣は火薬の匂いに嗅ぎ付けやってきたようだ 影哉「のぁぁ!」 合成獣の攻撃もくらい、影哉はグローイングフォームに戻ってしまう 莉奈「このままじゃ!」 一条「大丈夫か!」 危機一髪のところで一条が駆けつける 兵士「いくぞ」 一条「あいつらは…とにかく今はクウガを」 「ギシャァァガア!」 すると合成獣までもが何かを察知したかのように逃げていく 一条「…」 戒人「一体何がどうなっているんだ!?」 影哉を含む四人は突然の出来事に何が何だか検討がつかない 一条「とりあえず、生き残った者だけでも…」 影哉「やつらは?」
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