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と思いきや、グロンギは一条を抱き抱え安全の場所へ避難させた」
グロンギ「オマエガ…クウガ」
影哉「え?」
グロンギ「俺はグロンギ…オマエはクウガ、イマは手をクムトキだ」
影哉「手を組む!?一体どういう風の吹き回しで!?」
グロンギ「そう思うのも仕方ない、しかし合成獣の力の前には我々グロンギも、お前達リントも苦戦を強いられる。しかも今はゲボルグ帝国とかいうやつらまでもが存在する」
影哉「それがどうかしたか?」
グロンギ「ゲボルグ帝国と合成獣は手を組んでいる」
影哉「何!?」
グロンギ「つまりだ、我々グロンギとお前達リントがここで手を組まねば地球は滅び、やつらに敗北するだけだ」
影哉「そんな…けどお前達を信用していいのか?」
グロンギ「あぁ、今までの事は詫びよう…」
その時影哉は思った。もしかしたらグロンギと共存できる日が来るかもしれないと
影哉「そうか…まてよ!そう言えば」
グロンギ「どうかしたか?」
影哉「やつらは手を組んでいるっていったよな…そして一条さんが言うには最近になってその存在が明らかになったってことは既に存在していた組織」
グロンギ「なるほど」
影哉「ここからは俺の推測なんだが、さっき言った仮定が成り立っていれば、元々やつらは小さな帝国軍だった。しかしその軍のリーダーは裏である兵器を実験を行っていた。そう、それこそが合成獣!やつらは合成獣を使い、支配を企んだ。だが、それは俺の行動によって妨げられた。それから時が経ち、合成獣を恐れた人間が次々とゲボルグ帝国に加入。大規模組織となったゲボルグ帝国は邪魔物である俺、クウガの力を狙い学校へ進撃。そして今の状況に至る」
グロンギ「うむ、たしかに論理は合っている。というより、正しいと言っても過言ではないな」
影哉「だが、これが正解だとわかったわけではない!だからその証拠が欲しいんだ」
グロンギ「攻めるか…やつらの本部へ」
影哉「唐突過ぎないか?もっと戦力を」
グロンギ「戦力なら十分にある。我等の王、ダグバがいる限り」
影哉「ダグバ?…」
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