第1章 クウガ編

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もちろんながら戒人はゲボルグの攻撃に倒れた 戒人「ぐはぁぁ」 影哉「戒人!」 戒人の口から赤い液体が飛び散る 戒人「うわぁあ!こんなところでぇぇぇ!」 ゲボルグ「フン」 ドサッ… 影哉は戒人に近寄る 戒人「悪いな…まぁ、無理だとはわかってた。けど、役に立ちたかったんだ…」 影哉「もういい…喋るな」 影哉は今にも泣き出しそうな声で呟いた 戒人「お前が泣くなんて…らしくないぞ」 影哉「…」 戒人「皆の笑顔を守るんだろ!こんなところで挫けるな!」 影哉「…」 戒人「時間みたいだ…じゃあな影哉…絶対世界を救ってくれ…それと莉奈と幸せにな」 そう言うと戒人までもが亡くなった 影哉「ウワァァァァァァア!ノノムラァァァァア!」 一条「あれは!」 影哉の体が深淵の闇に包まれていく 一条「凄まじき…戦士…」 そう、それは凄まじき戦士にしてクウガの最強フォーム。アルティメットクウガだった。しかし、影哉の目の色は黒かった 一条「まずい…」 影哉「お前のせいだぁぁぁ!お前のせいでみんながぁぁが」 野々村「さぁ、戦いの続きだ!」 影哉「お前が黒幕だったんだな、つまりお前を倒せば全てが終わる」 「そうさ!俺が黒幕さ!」 「お前のせいで多くの犠牲者が!」 「ウルァァァァア!」 「うぉぉぉお!」 ドガン! 影哉「ぬはぁがぁ」 ゲボルグ「ほう…なかなかだな」 この光景は何処かで見たことがある 影哉「夢の中…」 そう、あの時、夢の中で見た光景にそっくりだった(詳しくは以前の話を読み返してくれれば) 影哉「!…うわぁぁ」 苦痛が影哉を襲う。アルティメットの闇が影哉を包もうとしていた 影哉「やめろ…」 ゲボルグ「じゃ、僕たちは退こうか」 またしても野々村帝国に…あと一歩のところで負けてしまった 影哉「くそぅ…うわぁぁぁ」 一条「火野!」 影哉「貴様ら全員ぶっ潰す」 莉奈「嘘…ぐっ、ぁぁ!」 闇の化身と化した影哉は莉奈の首を絞める 莉奈「や、やめて…影哉…ぁぁぁぁぁ!」 一条「火野!やめろ!お前は…そんなやつじゃないはずだ!」 影哉「俺は…俺は…」 その時だった! 「おりゃぁぁぁ!」 影哉「ぐはぁぁぁぁ!」 ドサッ 赤い炎と雷に包まれたキックが闇と化した影哉に直撃する 「遅れてすみません、一条さん」 一条「五代…」
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