第2章 アギト編

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ゲボルグ帝国は、とある議員に似ていたことから野々村帝国と呼ばれるようになっていた。そして、日本全土を震撼させた野々村帝国の事件から、もう一ヶ月が過ぎようとしていた 大道寺莉奈は家族を殺されたため、東京の祖母の家に引っ越していた。 そして同じく家族を殺された大阪住みのある青年は、ある事について調べていた 2014年 10月20日 AM 1:00 「これでもない…どれだ…」 カタカタカタ ある青年はパソコンを使い、ある事を調べていた 影哉「全く…一体どこにそんな情報が…」 それは19日の午後、学校から帰っている最中に遡る 「ねぇねぇ影哉!知ってる?未確認生命体が裏切ったって」 影哉「何言ってんだよ雪…そんなこと…」 雪「ほんとだよ!嘘だと思うなら調べてみてよ!」 影哉「とか言われてもな…そんな事例聞いたこともない」 影哉はブツブツ文句を言いながら何回も検索する 影哉「あぁ、駄目だ出てこない、もういい寝よう」 影哉はパソコンの電源を消し、ベッドへと向かう AM 7:00 「朝よ!起きて!」 「わかった母ちゃん!今行く」 ドタドタドタ 少年は急いで学校の支度をする。 「トキ、あんたいくら世界を救った兄がいるからって調子に乗っちゃ駄目よ?」 トキ「わかってるわかってる!じゃあ行ってきます」 影哉「おお、トキじゃねぇか」 トキ「おはよう!行ってくるよ」 影哉「おう」 宮野 斗輝(みやの とき) 小学四年生にして、火野影哉の従兄弟の弟にあたる。家が近いことから、食費等はトキのお父さん達がこまめに影哉に与えていた。 だが影哉達はまだ予測していなかった、こんな小さな子があんな事件に巻き込まれるなんて トキ「急がないと」 キィィィ トラックが急スピードで走ってきた トキ「やばい…死んだ」 しかし、トキは間一髪でジャンプし、それを避けた 市民「あの子…今5m近く飛んでなかったか?」 市民「ば、化け物だ!にげろぉぉ!」 トキはある日を境目に、超人的な能力を持つようになり、市民を始め学校の人達にまで化け物扱いされていた 学校 生徒「おい、お前!世界救った兄がいるからって調子にのんじゃねぇよ!」 トキ「うぅ…」 生徒「なんだ?なんか文句あるのかオラァ!」
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