第2章 アギト編

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戦士達は敵の消滅を確認すると再び何処かへ去った。 警官「あの金色の戦士は…」 「まぁ、火野と共に戦っていたということは仲間で間違いないな」 警官「一条さん!やっぱりそうですよね!」 一条「あぁ、火野とは一緒に戦った仲だからな」 一条は相次ぐ不可能犯罪に危機を感じ、大阪に来ていた 警官「一条さん、今回の犠牲者です」 一条「またか…」 そこには人間の手による犯行とは思えない死に方をした人間がいた。首は360度曲げられ、なんと地面の中に埋まっていたのだ。隙間からそれが確認できた。もちろんながら掘り返された形跡もなく、人間の手では不可能である 一条「やはり新たな敵と考えるべきなのか…」 警官「けど合成獣はもう倒しましたし…今までの合成獣の常識ではこんなの…」 一条「あぁ、合成獣と人間では無理だ」 警官「やっぱグロンギですよ、奴等が裏切って」 一条「何を言う?野々村に第零号が倒されたあとグロンギは姿を消した!」 警官「しかし…」 沈黙が続く。一条は確信していた、これは新たな敵の挑戦だと 一方影哉達は 影哉「ふぅ。」 トキ「終わりましたね」 影哉「けどよ、お前いつからあんな姿に」 トキ「わからないんだよ…それが、いつだったのかも」 影哉「俺が覚えているのは…たしかお前が飛行機で沖縄に行くとか言ってた時か」 以前、トキは沖縄に住んでいる祖母の元へ、一人飛行機で行こうとしていた。しかし不運ながら飛行機は墜落。救助隊により無事ではあったが、その際記憶喪失となってしまったのだ 影哉「災難だったな」 トキ「俺の不注意でもあるから…」 影哉「(さっきの怪人…多分俺一人じゃ無理だった…ライジング化で倒せるかどうかってところか)」 トキ「どうしたの?」 影哉「いや、何でもない。それより家に帰って色々調べてみる」 トキ「わかったよ」 そう言うと影哉は家へと向かった そして警視庁では 一条「敵の正体は必ずグロンギでもなければ人間でもありません」 警官「しかし、彼らの目的は」 一条「それはまだ断定できません。しかし不可能犯罪を起こしている以上、敵はそれなりの超能力を持っていることがあります。そして気になるのは」 警官「気になるのは?」
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