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後日、影哉は学校へは登校していなかった。あの戦いのあと、家に帰ると激しい苦痛が影哉を襲い、そこには酷い傷跡が残っていたのだ
影哉「この傷…どう考えてもあの戦いで…」
この時影哉は戦うことに一瞬恐怖を感じた。またあんな化け物が出てきたらどうしよう。今度はあんなに上手くいくかもわからない。
~学校~
生徒A「それでさ、あの洞窟はもう閉鎖されたらしい」
生徒B「けど、またあんな化け物が出たらどうするんだ!?」
ガチャ
担任の先生である沢渡が入ってきたようだ
沢渡「はい、席についてください」
沢渡桜子。群馬県出身。かつて一条刑事らと共に未確認生命体事件に関わった人物である。今は考古学研究を続けながら学校の職員の仕事もしている
生徒A「先生、その…昔未確認生命体事件ってあったじゃないですか…それとこれは…」
沢渡「今はそういうことは気にしなくていいよ、きっと刑事さん達が解決してくれるから…」
休み時間。沢渡は会議室で、ある男の到着を待っていた
一条「遅れてすみません」
沢渡「一条さん!来てたんですね。で…今回の件ですが」
一条「はい、昨日の騒動は未確認生命体とクウガによるもので間違いないと思われます」
沢渡「五代君が?」
一条「いえ、五代とは言いがたいですね。五代は今海外にいる上、ライダー大戦の傷がまだ癒えていないため戦うことはきついかと」
ライダー大戦とは、以前仮面ライダーと呼ばれる者達が昭和と平成という二つのグループに別れ争ったという事件のことである。警視庁もつい最近、その詳細を知ったのだった
沢渡「五代君…」
一条「と、忘れるところでしたが…その、クウガに変身していたと思われる少年がこの学校にいる可能性があり…」
沢渡「え?」
~影哉宅~
キィィィンキィィィン
影哉「!…行かないと!」
影哉は何かの衝動に突き動かされるように家を出る。
「ギェァァ!」
市民A「いや…こないで!ぁぁぁぁぁぁぁ」
ドバァァ
影哉「あ、あ、…そんな…」
影哉が目にした光景、それは化け物が市民を襲い、首と胴体が無惨に切り離された姿だった
影哉「…変身!」
影哉は恐怖心を覚えつつ変身し、戦う
「ギェァァ」
影哉「ぐはぁ!」
しかし昨日の化け物とは違い、今の影哉では全く歯が立たなかった。
影哉「くそぅ…」
「大丈夫か!」
その声と共に銃弾の音が聞こえる
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