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ズバキュン!
「ギヤァ」
一条「はやくこっちに!」
影哉は隙をついて一条の元へ逃げた
一条「間に合ったね。私は長野県警刑事の一条と申します。」
影哉「刑事さん!?僕は…か、影哉!火野影哉です!」
一条「君がクウガなのか」
影哉「クウガ?」
一条「あぁ、今君が変身していた姿のことだよ」
影哉「クウガって言うんだ…あの力は」
一条「とりあえず、今の君ではやつには勝てない。一旦退こう」
しかし影哉は動こうとしない
影哉「今…俺が戦わないと…多くの犠牲者が…」
一条「…いくぞ」
一条は仕方ないと言わんばかりに影哉を連れていく。影哉は自分の非力さを呪うかのように泣き、苦しみ、戦うことを迷っていた
それから数時間が経ち、化け物も姿を消し、街は崩壊の危機にあった。親を殺され、この世に一人置き去りにされた子供。ガレキの中に挟まれた恋人を必死に助けようとする人。いくら声をかけても動かないペット。色んな人が犠牲になっていた
影哉「なぜだ…一体…人間が何をしたって言うんだ!?」
一条「実はな…前にもこのような事はあったんだ…」
影哉「本当ですか?」
一条「あぁ、そしてある一人の青年によりその未確認生命体事件は幕を閉じた」
影哉「その青年は…戦ってる時どんな気持ちだったんですか?」
一条「さぁな、俺にも理解しづらい…だが、苦しかっただろう。それでも彼は逃げず、人々を守るために戦い続けた」
その時影哉の頭の中に始まりの洞窟での出来事がふと甦る
(お前に戦う覚悟はあるか)
影哉「戦う覚悟…」
~警視庁~
警官A「杉田さん、資料がまとまりました」
杉田「また未確認生命体か…」
杉田守道。警視庁捜査一課の刑事。今も尚、捜査一課の一人として難事件の捜査等に当たっている
杉田「とりあえず榎田に報告してみるか」
~学校~
生徒A「影哉!大丈夫だったか!?」
影哉「一応は…けど…」
街では自衛隊が救助に当たっていた。だが心配なのは何より、いつまた未確認生命体が現れるかが分からないことである
生徒B「俺さっきコンピュータ室で調べてきたんだが…間違いない。あれは絶対未確認生命体の生き残りだよ。あ、コンピュータ室に入ったことは内緒で!」
しかし、ある青年の活躍により未確認生命体は全員倒されたはずだった
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