第1章 クウガ編

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ズバキュン! 「ギヤァ」 一条「はやくこっちに!」 影哉は隙をついて一条の元へ逃げた 一条「間に合ったね。私は長野県警刑事の一条と申します。」 影哉「刑事さん!?僕は…か、影哉!火野影哉です!」 一条「君がクウガなのか」 影哉「クウガ?」 一条「あぁ、今君が変身していた姿のことだよ」 影哉「クウガって言うんだ…あの力は」 一条「とりあえず、今の君ではやつには勝てない。一旦退こう」 しかし影哉は動こうとしない 影哉「今…俺が戦わないと…多くの犠牲者が…」 一条「…いくぞ」 一条は仕方ないと言わんばかりに影哉を連れていく。影哉は自分の非力さを呪うかのように泣き、苦しみ、戦うことを迷っていた それから数時間が経ち、化け物も姿を消し、街は崩壊の危機にあった。親を殺され、この世に一人置き去りにされた子供。ガレキの中に挟まれた恋人を必死に助けようとする人。いくら声をかけても動かないペット。色んな人が犠牲になっていた 影哉「なぜだ…一体…人間が何をしたって言うんだ!?」 一条「実はな…前にもこのような事はあったんだ…」 影哉「本当ですか?」 一条「あぁ、そしてある一人の青年によりその未確認生命体事件は幕を閉じた」 影哉「その青年は…戦ってる時どんな気持ちだったんですか?」 一条「さぁな、俺にも理解しづらい…だが、苦しかっただろう。それでも彼は逃げず、人々を守るために戦い続けた」 その時影哉の頭の中に始まりの洞窟での出来事がふと甦る (お前に戦う覚悟はあるか) 影哉「戦う覚悟…」 ~警視庁~ 警官A「杉田さん、資料がまとまりました」 杉田「また未確認生命体か…」 杉田守道。警視庁捜査一課の刑事。今も尚、捜査一課の一人として難事件の捜査等に当たっている 杉田「とりあえず榎田に報告してみるか」 ~学校~ 生徒A「影哉!大丈夫だったか!?」 影哉「一応は…けど…」 街では自衛隊が救助に当たっていた。だが心配なのは何より、いつまた未確認生命体が現れるかが分からないことである 生徒B「俺さっきコンピュータ室で調べてきたんだが…間違いない。あれは絶対未確認生命体の生き残りだよ。あ、コンピュータ室に入ったことは内緒で!」 しかし、ある青年の活躍により未確認生命体は全員倒されたはずだった
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