第1章 クウガ編

6/30
前へ
/151ページ
次へ
どう考えても未確認生命体の生き残りとは考えにくい 影哉「なんで…未確認生命体が今になって…!…俺ちょっと行ってくる!」 影哉は急いである場所に向かった。そう、始まりのあの洞窟へ。入り口は閉鎖されていたが少し隙間があり、痩せている影哉の体ならギリギリ入れた 影哉「頼む…俺はどうすればいい…教えてくれ!」 やはり返事はない。影哉は繰り返し同じ言葉を続けるが、無駄のようだ 諦めて帰ろうとした瞬間 (……バ……リ) 影哉「え!?」 (邪悪なる者あらば 希望の霊石を身に付け炎の如く 邪悪を打ち倒す戦士あり) 影哉「希望の霊石…まさか」 影哉には何の事かがよく理解できた。自分の体のベルトのことだ。となればあの怪物を止めれるのは自分しかいない。影哉はそう思った 影哉「…」 そして街に再び未確認生命体が現れた 一条「撃ち方始め!」 バンバンバン 銃撃音が響き渡る 「ギシェァァ!」 「うわぁぁ」 未確認生命体の攻撃に警官は次々と倒れていく 一条「ここまでか…」 影哉「一条さん!」 一条「影哉…今のお前では無理だ!」 影哉「いえ、俺がやります…たしかに戦うことは怖い…まだ慣れない…けど気づいたんです。未確認生命体に対抗できるのは俺の…このクウガの力だけだって!だから俺…決めました。大切な人達が傷付くより自分が犠牲になる方がいい!皆の笑顔は俺が守るって!」 その瞬間一条の頭の中にあの青年との戦いの記憶が甦る 影哉「だから見ててください!俺の…変身!」 すると影哉は今までとは違う。赤い鎧に包まれたクウガ マイティフォームへ変身した。 影哉「はぁぁぁ!」 影哉のパンチが未確認生命体の胴体を直撃する。それに合わせ未確認生命体も後ろへよろける 「ギシェァァ」 未確認生命体の攻撃と影哉・クウガの攻撃は一進一退の攻防を繰り返す 一条「神経斬裂弾!?一発残ってたか…離れろ!火野!」 一条の銃口から神経斬裂弾が放たれる 「グシァァア!」 それは見事に未確認生命体に命中した 一条「今だ!」 影哉「はい!」 影哉は渾身の力を足に込めて必殺 マイティキックを繰り出す 「ボソギデジャスス」 未確認生命体は爆発を起こし消滅した 影哉「やった…」 一条「五代…お前の意思は、この少年に託されたぞ」
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加