第1話:“孤独”

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アビリティ学園‥ つい数年前から、能力者である“リスク”を集めている。そんな場所があるらしい。 5歳の誕生日に親に連れられた遊園地の帰り 綺麗な満月の空を母と手を繋ぎ眺めていた。 母は優しい笑みを俺に向けてくれ、次に父が肩車をしようとしてくれた。 その時、両親が異変に気付く―…‥。 俺の背中に“黒い羽”が小さく見えた。 同時に母の笑みは消え 父には突き飛ばされる様に距離を置かれた。 神様―…‥そんなアンタがいるのなら、あの日 俺へのプレゼントはなんだ? 誕生日の終わりと共に 俺は親を失った。
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