1人が本棚に入れています
本棚に追加
みんなの元へ帰ってきたリリーは、涙ながらに皆に迎え入れられました。
お月様も、大変喜びました。リリーは、お月様にお礼を言いました。「お月様、
助けてくれてありがとう。やっとみんなのもとへ帰れました。」というと微笑むのでした。
お月様も、微笑みながら、言います。
「よかったね。帰れて。」というと、その日から、またお月様は、姿を現すのでした。
そして暗い海を照らして、人々に幸を与えるのでした。
リリーを好きだったケビンは、ずーとリリーのことを思いながら生きていきました。
死ぬ間際に、
「今度生まれるときは、人魚になってリリーと結ばれたい。」と言って息絶えたといわれます。
最初のコメントを投稿しよう!