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ーーガチャ…
「葵ー。おかえりー！」
葵の後ろについて、
玄関のドアを開けた瞬間。
お姉さんが飛び出すように現れて、驚いた。
「びっくりしたぁ！お姉ちゃん待っとったん？」
「車。入って来るん見えたもん。ちょっとした、サプライズ！」
「……ハハ、お姉ちゃん。いらんってそんなサプライズ。司ひいとうし…」
「……いえ、そんなこと無いですよ。……あの、はじめまして。高岡と言います」
……多分、
苦笑いを浮かべながら、挨拶をしてたと思う。
「そんなに、緊張せんでもいいよ？姉の茜（ｱｶﾈ）です。宜しく！」
「……どうも、こちらこそ、宜しくお願いします」
なんか、明るいというか
弾けてるというか
呆気にとられてしまった……。
「お父さん。お母さーん。来たよー！ヤッパリ葵だったー！」
大きな声で言いながら、
家の奥に行ってしまった。
「司、いける？……ポカンってしとうけど。」
「……あぁ。ちょっと、びっくりしただけ」
なんか、テンション高い人やな？
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