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葵に促されて奥に行くと、
「「「いらっしゃい！遠かったやろ？」」」
「……お邪魔します。はじめまして、高岡司と言います。宜しくお願いします」
３人に、歓迎？されて、
慌てて挨拶をした俺だった。
「もう！みんな、そんなに一斉に言わんでも？お義兄ちゃんまで…」
「葵ちゃん。久しぶり！茜の言う通りイケメンやな？」
「ホンマに！お母さん。嬉しいわぁ。なぁ、お父さん」
「ホンマやな？娘しかおらんけん。嬉しいわぁ」
「……いや、そんな、どうも」
家族全員、明るいなぁ？
なんか俺、緊張してたんがアホらしいになってきた。
ヤッパリ緊張はしてしまうけど……。
怖そうな人とかでなかって、良かったぁ。
少し、テンションは高いけど
いい人そうな家族で良かった。
まずは、一安心って感じやな。
「……で、いつ、式挙げるん？」
ーーはぁ！？
その言葉には、
俺も葵も、２人で固まった。
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