.。o○.4年前の夏。o○

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「……葵ぃ」 「…ん?」 「…からだ…いける?」 「……う…ん」 気だるさのなか… ゆっくりと瞼を開けると、 もういつの間にか夜は過ぎたみたいで、辺りは少しずつ明るくなっていくようだった。 「……葵ぃ。離したぁ…無いんやけど」 後ろから優しく包んでくれてて、耳元で囁かれた言葉が… 凄く優しく身体から響いてくる、 甘くて、でも少しくすぐったく感じてしまう…。 「司って、子供…みたい…」 「……子供…違うってぇ」 ……そう言って、少し笑いながらぎゅっと抱きしめてくる。 「もう!ヤッパリ…子供やし」 「これでも?」 今度は、身体の向きを変えられて… 深く…口付けられた……。 「…ひゃっ……んっ…」 「…子供って…いうなよ。…あほう」 「…ふふ…アホ…ゆうな。アホウ……っん……」 「……真似するな。あほう…」 「ヤッパリ…子供やし!」 「うるさい……」 「……っ……」 いつまでも、抱きしめられて… ふたりともくっついたまんまで、ずっと離れなかった。
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