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司と出逢ってから、
季節が移り変わってゆくのが
本当にはやく感じてしまう…。
名残惜しいと思うのに
そう想えば、想うほどに…
本当に愛しい大切な人と
過ごす時間とゆうものは
いくら、手を伸ばしても
何度も、掴もうとしても
戻ってなんかくれなくて
どんどん先へといってしまう
見えなくなっていくようで…
寂しい気持ちに包まれてしまいそうになる…。
どうして、こんなに不安になるんだろう…
私は、何処からくるのか解らない不安を感じて目を覚ました。
「……ん、どしたん?」
「…司ぁ…」
変わらない司の優しい声と
あったかい腕に包まれていることに安心して、
でも、何故か怖くて…
司にしがみつくように抱きついた。
「葵ぃ……怖い夢でも、見たん?」
「…なんか寂しい、なった」
「アホやなぁ?ここにおるのに」
そっと優しく抱き寄せてくれた。
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