.。o○.移りゆく季節。o○

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「もっとやってぇ」 目まで赤いし 酔ってて、トロンとしてる。 いつもより甘えた声だし。 「うん、いいよ。……っ…」 司に覆い被さるようにしてキスをすると。 そのまま腕に閉じ込められた。 「葵ぃ」 「…んっ…」 暫くすると、 熱い手が服のなかに滑り込んできて いつもより熱い熱が伝わってくる。 吐息も熱くて 司もいつもより意地悪で、 熱から逃がしてくれなくて。 どんどん追い詰められていく。 絶え間なく熱が襲ってきて 「葵ぃ」 囁かれる声も甘くて 「……イヤ…」 「……やめん」 吐息がもっと熱くなっていく。 司自身を受け入れる頃には、 もうなんにも考えられなくて 力が抜けた身体は痺れたまま動いてはくれなかった。 司の隣で、優しく抱きしめられたまま朝を迎えた。 「葵ぃ、啼きすぎ…」 「……司のせいやし…イジワル!」 意地悪なことを言ってくるけど、 いつものように怒った私を宥めるように優しくいキスをしてくれた。
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