.。o○.3年前の夏.。o○

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ーー結局 司の膝の上で、眠ってしまってた。 病院に着くまでの間……ずっと。 ……司は、 笑って何も言わなかったけど、運転の邪魔だったよね? 病院でも、ずっと一緒に居てくれて、頭を優しく撫でてくれてた。 「恥ずかしいよ」 「調子悪いヤツは、大人しいにしとけよな」 そう言って、 頭を優しく引き寄せられて、 素直に司の肩に頭をそっと預けた私だった。 名前を呼ばれても、 そっと身体を支えてくれて、 「1人で行ける」 って言っても、 「心配やけん。行かして」 そう言って、付き添ってくれた。 本当は、病院が苦手だったから 素直に『ありがとう』って言いたかったけど……言えなかった。 診察結果は、ヤッパリ軽い熱中症だったけど、 貧血もあるって言われて、また来るように言われてしまった。 「レバー食べなあかんなぁ」 「イヤ!薬飲むけん、いけるもん!」 「薬だけでは、あかんって。アホ」
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