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葵に口付けるたびに、甘い熱に溶かされて全てが蕩けてゆく。
吐息が聞こえるたび、感じるたびに、どんどん溺れてゆく。
瞼を伏せた葵から、目が離せなくなる。キスなんて葵と何度もしたことあるのに…。
初めて葵と出逢った時のようにドキドキして、自分のコントロールが出来なくなる。
昨日は、自分を抑えるのに精一杯だった。腕の中の葵をむちゃくちゃにしてしまいそうで…。
ずっと、ずっと…、逢いたかった。
ずっと、ずっと…、こうしたかった。
いつも、いっつも…、葵のことばっかり想ってた気がする。
「葵ぃ、もう、絶対、離さんからな」
「司ぁ、離れることなんてできんよ、司が、イヤって言うても」
腕の中の葵に、
独占欲丸出しで言った言葉に、俺を真っ直ぐ見つめて答えてくれる葵のことをぎゅうっと何度も強く抱きしめる。
イヤなんて言う訳ないやろって言いながら……。
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