123人が本棚に入れています
本棚に追加
「…司のアホッ、……司の…、司の…アホッ、アホッ、アホ・・・」
「葵ぃ、落ち着けって…。な?葵ぃ?」
耳を塞いでた手で、
いつの間にかポカポカと泣きじゃくりながら、司の胸をむちゃくちゃに叩いてて…、
司は私を抱きしめながら、宥めるように声を何度もかけてくれていた。
「司と、司とっ…、一緒に居たいのにっ、どうしてっ?どうしてなん?」
自分でもどうしていいかなんて解んなくて…、
ただ、闇雲に司への想いをぶつけることしかできなかった。
「イイカゲンにしろって。葵ぃ?ちゃんと俺の顔見ろって!な?」
最初のコメントを投稿しよう!