.。o○めくるめく季節の中で.。o○

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ゆっくり…胸元に熱い口付けを何度も降らされて、どうすることもできなくなって…、 堪らず司の頭を抱き寄せて、短めの髪を何度もかき混ぜるように撫で続けた。 「葵ぃ」 胸元に顔を埋めたまま視線だけを向けられて、視線が絡んだまんまで、恥ずかしいのに動けない。 「つ、かさぁ」 「葵ぃ、愛してる」 僅かに唇をずらして言ってくる司にドキドキする。 「ここも」 言ったかと思うと、少しずつ移動してまた埋めてずらしてを繰り返して、囁いてくるから、恥ずかしくて堪らない。 そのうち段々なんにも考えられなくなって、司にすがりついて応えることしかできなくなってゆく。 「葵ぃ」 「……つか…さぁ」 「葵ぃ」 「んっ……」 司に名前を呼ばれる度に、譫言のように、愛ぉしくて堪らない司の名前を何度も呼び続けた。 愛ぉしくて、愛ぉして堪らない司の腕のなかで意識を手放すまでずっと……。
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