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さっきバイバイしたばかりなんだけど、すでに会いたくなってしまっている。
ダメだなー、私。
こんなんでプチ遠距離恋愛、できるんだろうか。
「あ、来た来た。市原おせーよ、来ないのかと思った」
「わりわり」
3メートルほど横で話している男の子二人組にもう1人加わったみたいで、私はまた横目でちらりとそちらを見た。
あれ? あの人達……。
最初は私服だったからわからなかったけど、見覚えのある顔に、あれは朝電車でいつも一緒だった、羽島さんのお友達だということに気付く。
「あれ? 羽島は?」
「達樹は多分来ないよ。彼女と約束あるって言ってた」
「マジか。打ち首だな、女を優先するとは」
彼らの話に羽島さんの名前がいきなり登場して、しかも私のことまで言われていて、驚き過ぎて肩が上がる。
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