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「南条さんて、プライベート謎っすよねー」
頬杖をついて、酔っぱらった顔をもっとだらしなくさせながら呟く古賀さんに、
「質問されないだけです」
と、彼とは逆に正しい姿勢で品よく答える南条さん。
「質問したら、答えてくれるんすか?」
「質問によりますが」
「あっ、いいこと考えた! じゃあ、ゲームしましょう! 俺の質問にみんな一斉に答えて、一番遅く言った人が負け。で、負けが一番多かった人に、この酒を飲んでもらうっていう」
古賀さんは本当に自由だ。
急に手を叩いたかと思ったら楽しそうにそう提案し、まだ口をつけていないティフィンミルクを指差した。
「やだよ。巻き込むな。お前にしかメリットないじゃねーか、そのゲーム」
「はい、じゃあ、初恋はいつですか? 俺、小2」
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