≪現在≫

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「つーか、その高校の時の彼女がっすね、もうホントに可愛くて」 「またその話か。お前、毎回毎回いい加減しつこい」 「あー! もう、ホント、なんであの時大人ぶってカッコつけてたんだろう、俺。戻りたい、あの頃に」 「絡むな、こら」 そう言いながらも無下にできないような気持ちになるのは、自分も同じだからだろうか。 「で、俺の彼女作ろう大作戦はどうなったんすか?」 「作戦練った覚えはないし、協力するつもりもない」 「課長冷たいっす! 南条さーん」 古賀は甘えた声を出して、ターゲットを反対隣の南条に移す。 「女心についてご教授ください!」 古賀に寄りかかられた南条は、大したリアクションもせず、 「せっかく女性がいるので、三浦さんか小宮さんに伺ったらどうですか?」 と言い、小皿に盛られたナッツをひと口。
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