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「あら?男が女の子の前で弱音を吐くだなんて、みっともないわよ。」
……え?驚いてかおをあげると、目の前に女性らしき人影が突如現れた。
「え!? ど、どなたです…か?」
「ちょっとまって、この子たちをかたづけてから…ね。」
そういうと、一瞬で銃をとりだした女性は足元に弾丸を惜しみなくぶっぱなす。
砂がいっきに舞い上がり、視界がまったく見えなくなくなり獣の動きがにぶくなる。
「ゲホゲホ!」「もたもたしてるひまなんてないわよ、さぁつかまって。」
あぁやけくそだ!そう思いながら声のする方向に手をのばすと、いっきに引き上げられ、ラクダの上に…ってー
「は!? 俺かつがれてる!? ちょっ!3人とか無理だって!」
ラクダにだってのっける限界がある、これで解決するならとっくにやってー
「ラクダちゃん、大変だけど頑張ってくれる?ご褒美は…もちろん体で払うわ♪」
そういって女性がウィンクすると、ラクダが鼻息を荒くして興奮しだす。
すると突然―
「うおおおおおぉ!早い早い早い!!!こわいから!!!」
ラクダとは思えない猛スピードで砂丘をかけていく。
獣も追いかけてきているが、そんなものものともせずに引き離していく…初めからそうしてくれよ相棒…。
「……お姉ちゃん、誰なの?」
少女が驚いたように問いかけてくる。その問いに女性は…
「ふふ…かわいい子。後でゆっくり話してあげるわ。」
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