第3楽章

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「相談って、心が頼れると思えるからするモンだよな。オマエはずっと、何もかも決定事項だったハズだ」 私の髪を、 匠の長い指が、優しく梳いて。 「相談しろよ、これからは俺に。心も頼れるように頑張るからさ」 ポンポン、と。 宥めるように背中を撫でられる。 ――ああ、もう ダメだ 「なん、で……乱暴な口調じゃなくて……優しくするの――」 「上品にしてもそうじゃなくても、どーせ上辺しか見てないヤツには優しくしねーよ」 私の髪に、頬擦りしながら、 抱き締められたらもうダメだ。 ――弱くて とても重くて 私はどうしようもない
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