第4楽章

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生んでからずっと。 いつも、視界のドコかにいた子供が、私を支えてくれていた。 子供の姿が。 大人の事情なんて、自分にはどうでもイイと言っていて、 守るフリをして、私が守られていたんだと気付く。 子離れ、できるのかな 目的地を目指す電車の中で、 そんな情けない思考がよぎった。 私が目指しているのは、 白澤印刷本社。 私が美濃部さんに協力するのは、 白澤有雅の時間を奪うコト。 子連れだと会社に入る時、目立つ。 だから、私1人で、 白澤有雅と対峙する。 美濃部さんが、もうイイよと、 連絡をくれるまで。
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