悪夢

3/4
前へ
/317ページ
次へ
昨日は娘の夜泣きに悩まされた……。 夜中に突然、 おむつ変えても、 ミルク与えようとしても、 泣き止まなくて、 途方にくれていた……。 何故、泣き止まないのかしら? 新生児の時は、 2時間おきに、 泣いていたけど、 実家に里帰り中には、 オシメに、 ミルクで泣き止んでくれたじゃない!! 猛さんも、 うるさそうに、 寝返りうっただけで、 起きてくれない……。 仕事で疲れている……。 それは分かるけど、 私は、愛娘に、 24時間体勢で、 応じなくちゃいけないわ~!! ちょっとぐらい、代わって欲しい……。 涙が頬を伝う。 抱っこして、 ゆらゆら静かに揺らしながら、 私は、睡魔と戦っていた……。 夜中の2時から、 もうすぐ3時になるわ!! もうすぐ1時間……。 やっと寝てくれたから、 ずっと抱っこしていた娘をそっと布団に寝かす。 「う……。」 ドキ!! 起きちゃダメ~!! 聖羅の洩らした一言に、 びくびく様子を見ながら、 そーっと私も布団に横になる。 天使のような寝顔。 夜泣きしなければ、 カワイイのに……。
/317ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加