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────「それじゃあ開けるよぉ~」
食堂の扉の前に立ちそう言う会計
結局会計の意見で食堂に行くことになった。
会計が食堂の扉を開けると、キャーキャー悲鳴や雄叫びが聞こえてくる。
「キャアァァ、生徒会の皆様だ!!」
「煉夜様ァァァ」
「会長様ァァ!!」
「キャアァァ、純副会長様ー」
「書記様もいるぅぅぅ」
「李人様ァァ、抱いてくださいー」
とても男の声とは思えねぇ。
女だろ、この声は
うるせぇな
食堂くらい静かにしろよ、迷惑だろ。
「静かにしてください」
副会長がブラックオーラを纏いそう言うと、静かになる食堂。
おー、それが良いと思う、此奴怒ると怖いから。
「れ、煉夜様っ……その、今夜あいてると、聞いたので…そのっ、抱いてください」
顔を真っ赤にしながらそう言ってくる小柄な奴。
…………俺…彼奴と付き合ってからネコなんだよな…
前に襲おうとしたら失敗した。
…それはいい、まず此奴を断らなきゃな
「無理だ、ごめんな」
俺が言うと「そうですか……ごめんなさい」と、しょんぼりしながら戻っていく生徒。
……罪悪感はんぱねぇー。
まぁ、抱くのは無理だがな
だからと言って抱かれるのは御免だが
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