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────「純はもう帰って良い、俺一人で平気だ。」
「でも」
「俺がこの量を終わらせられねぇと思うのか?俺なら余裕だ」
「分かりました、私は帰ります……あ、戸締まり忘れないで下さいね。」
「分かってる」
俺の返事を聞き生徒会室を後にする副会長
あー、やっと帰ったよ。
さ、風紀室行くか。
この時間なら春樹もいるだろうからな。
資料渡さなきゃならねぇし
生徒会室から少し歩いたところにある風紀室に向かう。
風紀室のドアの隙間から光が漏れているからまだ人が居ることが分かる
コンコンっと扉をノックする
そうすると中から春樹の「入って良い」と、言う声が聞こえるので扉を開ける
風紀室を見てみると春樹しかいないように見えるが一応聞いておく
「風紀、お前だけか?」
「ああ、だから今はその呼び方じゃなくていい……煉夜」
「おう、これ今日提出のやつだ」
と、手に持っているプリントを渡す。
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