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────「誰かに見つかんないようになァ」
春樹に声をかけられる、あー、俺らは今外に出ようと寮を出たところだ。
外は大分暗くなっている。
門の近くまで来ると確かに抜け道があった。
……本当にこんな場所あったんだな。
「ほら、乗れ」と、ヘルメットを投げて渡してくる。
ちゃんと準備してたんだな。
「おう」と言い、バイクの後ろに跨がり春樹に掴まる。
「行くぞ」
エンジンをかけバイクが動き出す。
俺は初めてバイクに乗って分かった。
これ怖ぇわ……
落ちそう…
そんな事を思ってると自然と春樹に掴まる力が強くなる
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