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煉夜side
春樹が連れてきた場所はメンズもののアクセサリーショップ。
こんな場所あったのか
「ほら、行くぞ」
ヘルメットを脱ぎ歩き出す春樹。
俺もヘルメットを脱ぎついて行く。
「何買うんだ?」
「お楽しみだな」
何か欲しいもんあったのかな。
扉を開け、春樹と店の中に入る。
「俺は見てくるから、煉夜もそこら辺見てて良い」
と言い歩いていってしまった。
見てて良いっつても欲しいもんねーしなー…とか思いつつも周りも見て回る。
チラリと、春樹の方を見ると春樹は何かを集中して見ていた。
いい感じのネックレスがあったので手に取ってみる。
値札を覗くと”20000”と、書いてある
………あれ?
桁が可笑しくねぇか?
そう思い見直してみても変わらない桁。
此処が高い店だった事を、俺はこの時初めて知った。
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