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煉夜side
月曜になり俺は何時も通り学園に行った。
会長席に座り、生徒会長の仕事をテキパキとこなす
生徒会室の窓から太陽の光が差し込み、俺の右手の薬指に付けている指輪がキラリと輝く。
学園中は左手の薬指には付けられないため(生徒が騒ぐから)、右手の薬指に付けているお揃いの指輪
「会長…その指輪」
指輪に一番初めに気付いたのは副会長の純だった。
……気がついてくれて少し嬉しい。
口元がニヤケそうになるのをこらえる
「あれぇ~?会長付き合ってる子いたのぉ?」
”子”か…彼奴は子って感じの外見じゃねえだろ。
そんな事を考えながら役員に言葉を返す
「秘密だ。」
会計が「えぇ~、教えてよぉ~」とか言ってるが無視する
これは、少し変わった俺の日常。
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